胃潰瘍は少量の吐血をしますか?
胃潰瘍は中高年に多く、男性に発生率が高い傾向にあります。
胃はデリケートな臓器で肉体的・精神的ストレスなどによって胃の粘膜の血液循環が悪くなり、粘液・粘膜の働きが低下することで潰瘍ができます。
また、<ヘリコバクターピロリ菌>という細菌が原因で胃潰瘍の発症の下地が作られるといわれています。
胃潰瘍の症状で「胃潰瘍は少量の吐血をしますか?」という質問をよく受けるのですが、胃潰瘍の症状としては食後30分前後に上腹部の痛みが起こるのが特徴的で胸やけ・吐血・下血などがあります。
吐血の場合は、始めにムカツキがあり、その後コーヒーのような色をした液を吐きます。
これは、胃の中に流れ出した血が胃液と混ざって化学変化したものです。
コップ数杯分の血を吐く場合もありますが出血量はそれほどでもなく大半は胃液と考えられています。
一方、下血は便とともに血液が排出されるので黒っぽいタール便が出ます。
吐血や下血などの出血は少量であっても、長期間続くと貧血になり息切れ・動悸・めまいなどの症状もでてくるので決して放置せず早めに受診しましょう。
胃潰瘍は胃酸の分泌と深い関係にありますが、胃酸の分泌を強力に抑制する<H2ブロッカー>や<プロトンポンプ阻害剤>といった効果のある薬が開発されているので、薬をきちんと飲み、ストレスをうまく解消しながら規則正しい生活を心がけることが何よりでしょう。

